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なぜセラピストは脳画像の評価を勉強すべきなのか?

なぜセラピストは脳画像の評価を勉強すべきなのか?

脳画像をチェックする機会は病院にいると簡単にできますが、訪問現場のような勤務先ではなかなかその機会が訪れないと感じていませんか? しかしながら、クリニックや病院にケアマネを通じて脳画像を依頼すれば、データを手に入れることは可能です。 こうした脳血管疾患のリハビリにおいて脳画像をチェックすることは、リハビリにおいてはとても重要ですが、あなたは自分でチェックする癖をつけていますか?   今日はなぜ脳画像をチェックすべきなのかを解説してみたいと思います。   脳画像をチェックすることはリハビリの進め方を決めるうえで重要です 急性期や回復期であれば、脳画像をチェックすることは当たり前のように行っていると思います。 その理由は脳画像で病態がどこにあるのか、どのような症状が現れるのか、どのような回復過程を経ているのかを理解するためです 脳血管疾患のリハビリテーションは理学療法士や作業療法士が最も携わる分野です。 つまり、脳画像というのは理学療法士や作業療法士が最も求められる画像評価スキルと言えます。   脳画像をチェックしてみたけど教科書の症状と異なる 脳画像所見と臨床所見が全然うまく合致しない こうした悩みはいつでも付きまとっていると思います。 それを解決するためには、脳画像を勉強し、どのような症状が起こってきているのかを具体的に理解することから始めるのが一番だと思います。   もしこうした内容に興味があるならこちらのセミナーをチェックしてみてください。 リハビリに必要な脳画像の理解と臨床所見の捉え方   講師:奥野 泰介 先生 加納総合病院  リハビリテーション科 科長 理学療法士   本日も最後までお読みいただきありがとうございました。    
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運動学習に重要なフィードバック機構を徹底解説!

運動学習に重要なフィードバック機構を徹底解説!

脳血管疾患の患者にとって運動学習は、日常生活など様々な動作を行う上で重要な要素となります。運動学習効果を出し目標達成へ向けていかに日常生活動作や基本動作を獲得させていくかが重要になります。 しかしながらこうした内容の勉強が苦手だと感じる方も少なくないのではないでしょうか? 運動学習効果を出すためには、体性感覚の役割が重要となります。 その時のリハビリにおいてフィードバック機構やフィードフォワード機構が重要になるのですが、あなたはきちんと理解できていますか?   今日はこの内容について解説してみたいと思います。   運動学習効果に重要なフィードバック機構・フィードフォワード機構とは?   運動学習における感覚フィードバックは、主に外在的フィードバックと内在的フィードバックの2つに分けられます(Fits PM.1967)。 ・外在的フィードバックとは:鏡を見せる(視覚)ことや、声かけ(聴覚)によるフィードバック ・内在的フィードバックとは:体性感覚によるフィードバックということです。   鏡を見ていると自分の身体のずれを治せるけど無くなるとなかなかうまく修正できないということは臨床の中でも結構多くみられます。 こうしたときには内在的なフィードバック機構がうまく働いていないということが往々にして見られます。   その場合、自分の何が正しい運動なのかがわかっていないということがよく見られるのです。   こうしたときに重要な足底感覚や荷重感覚といった体性感覚をいかに利用しながらフィードバックを行い運動学習を行うかを学んでみませんか?   運動学習のための体性感覚フィードバックに基づいたリハビリ 一括申込 講師:生野 達也 先生 動きのコツ研究所 所長 / 理学療法士 ※その他略歴はこちら...
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脳卒中片麻痺患者様のリハビリで短下肢装具をどのように選択すべきか悩むあなたへ

脳卒中片麻痺患者様のリハビリで短下肢装具をどのように選択すべきか悩むあなたへ

脳卒中片麻痺患者様は、日常生活における移動や独立性に大きな制約を与えることがあります。そのため、リハビリテーションの一環として短下肢装具を活用した歩行練習は非常に重要です。 しかしながら短下肢装具の種類も数多く、どのようなものを選択すべきなのか、装具を装着しての歩行練習で気を付けておくべきことは何かを具体的に学ぶ機会はあまりないように感じていますが皆さまはいかがでしょうか? 本ブログでは、脳卒中片麻痺患者への短下肢装具を用いた歩行練習の重要性について詳しく探求します。   自立した歩行動作の獲得を目指して短下肢装具を正確に選択できるようになろう 脳卒中による片麻痺は、足の筋力や制御能力の喪失につながり、歩行能力の喪失を引き起こすことがあります。 短下肢装具を用いた歩行練習は、足の支持と安定性を提供し、患者が安全かつ効果的に歩行を復活させるのに役立ちます。これにより、患者は日常生活での移動をより独立して行えるようになり、生活の質が向上します。 そのためには練習段階から適切な装具を選択し、医師と協力してリハビリを進めなければいけません。 長下肢装具から短下肢装具へ、その後プラスチック型の短下肢装具へと段階を経て適切な装具を選択することができなければ、時機を逃し歩行量が足りずに入院期限が迫り退院しなければいけないということも考えられます。   そのため、装具を適切に選択できる、その際の問題点をきちんと把握できることはセラピストにとってとても重要な技術であるといっても過言ではありません。 もしあなたが装具療法に苦手意識を持っていたり、どのようなものを選択すべきか悩んでいるのであれば、ぜひこちらのセミナーをチェックしてみてはいかがでしょうか?   脳卒中片麻痺の短下肢装具を用いた積極的歩行リハ介入について 講師:中谷 知生 先生宝塚リハビリテーション病院 研究開発部門長 / 理学療法士       本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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なぜセラピストは血液ガス分析を学ぶ必要があるのか?

なぜセラピストは血液ガス分析を学ぶ必要があるのか?

血液ガス分析をなぜ勉強しなければいけないのか? ということであなたは心が折れたという経験はありませんか? 循環器疾患や呼吸器疾患のリハビリにおいて、生理学的な勉強は欠かせません。しかしながら筋の触診のように、実際自分の身体を動かして学ぶことができないため、なかなか興味を持てなかったり、理解が難しかったりすることで、勉強がなかなか進まないという経験を私はよくしていました。   しかし、臨床においてはこうした生理学的な理解はとても重要になるのです。その理由について今日は解説してみたいと思います。   血液ガス分析でわかることって何? 血液ガス分析を学ぶことは、患者様の換気能力を理解することに繋がります。血液ガス分析の測定項目としてはPaO2やPaCO2、酸塩基並行や酸素化状態など、患者様がきちんと呼吸ができているのか、呼吸をした酸素をきちんと体の中に取り込めているのかを理解することに繋がります。 普通は私達が呼吸をすることで得られる酸素を身体の中に取り込み活動を行います。 しかし呼吸器疾患の患者様であったり、心疾患の患者様は様々な要因から得られた酸素を体内にうまく取り込むことができないという病態を有しています。   こうした状態を理解することは回復期や伊敷で働くセラピストにとってとても重要なことですので、ぜひチェックしておきたい内容ではあります。   もしこうした内容に興味があるのであれば、こちらのセミナーをチェックしてみてください。   若手セラピストのための呼吸器リハに必要な血液ガス所見の理解|呼吸リハスクール基礎編   講師:堀越 一孝 先生湘南藤沢徳洲会病院 / 理学療法士3学会合同呼吸療法認定士 ※その他略歴はこちら   本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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慢性疼痛の治療に重要な考え方|トリガーポイント治療を学ぼう

慢性疼痛の治療に重要な考え方|トリガーポイント治療を学ぼう

臨床において慢性疼痛を呈する患者様は多く、臨床の中で多くのセラピストが悩む内容ではないでしょうか? 外来やクリニックでその日は痛みが軽減したとしても、次の日にはまた痛みがぶり返すということも少なくありません。 そのため慢性疼痛を解決するためには、根本的な部分を解決しなければいけません。 慢性疼痛治療に必要なトリガーポイント治療を学んでみませんか?   リハビリ職種なら慢性疼痛治療にトリガーポイント技術を学びませんか? トリガーポイント技術は、特定の筋肉内のトリガーポイントを見つけ出し、痛みの原因である可能性を評価する方法を提供します。 トリガーポイントはしばしば筋肉の硬直や不快感の原因となり、 その場所を正確に特定できることは、痛みの解消に向けた第一歩です。 トリガーポイントの適切な治療は、患者の痛みを緩和し、日常生活の質を向上させるのに役立ちます。   こうしたトリガーポイント治療は臨床家の中で慢性疼痛治療を担当するセラピストには重要な技術です。しかしながらこうした原理原則を理解しないまま、患者様の痛み治療に対応しているセラピストは少なくありません。   そのため根本的に解決に至らず次の比にはまた痛みをぶり返すという患者様が多いのではないでしょうか?   トリガーポイント治療を学ぶことで、痛みの原因となる箇所を解決することができますので、ぜひあなたがクリニックや外来リハで働いているのであれば、ぜひ学んでみてください。   痛み治療に効果的なトリガーポイント技術|頭頚部と上背部の疼痛と筋について 講師:芝 由則 先生 ひろし整形外科 リハビリテーション科科長/理学療法士  ※その他略歴はこちら     本日も最後までお読みいただきありがとうございました。    
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心疾患のリハビリは今すぐ学ぶようにしておくべき理由とは?

心疾患のリハビリは今すぐ学ぶようにしておくべき理由とは?

心臓リハビリテーション(以下、心リハ)の需要は年々高まっています。 病院でも施設でも訪問でも、とにかく循環器疾患を持った患者さんが増加していることは間違いありません。 心リハには携わっていない、そう思っていても、目の前には心疾患を有している患者さんがいるものです。 2025年には団塊の世代が高齢者化し、医療費が急増するという試算が出ています。そのため今予防医療の重要性が高まっているといっても過言ではありません。 その中において心疾患の患者様へ対するリハビリの進め方は今セラピストには求められているといっても過言ではありません。その理由について今日は解説してみたいと思います。   今すぐ心疾患のリハビリの進め方を学ぶ理由とは? 心疾患のリハビリは何をしたらいいかわからないという声をよく耳にします。 結果的にただ歩くだけのリハビリになっていたりしませんか?   こうしたリハビリの悩みを抱えている背景には、心疾患の原因であったり、リスク管理の方法がわかっていないという原因があります。   そのためには心疾患の原因やリスクをきちんと把握し、 運動療法の進め方やなぜ審理はが重要なのかを理解することが心疾患のリハビリには重要なのです。   心不全患者さんになぜ心臓リハビリテーションが必要なのか 安全で効果的な心臓リハビリテーションを提供できるように必要なことは何か こうした問題に対峙するためにはまず学ぶということが重要になります。 今日の内容に危機感を覚えた方はこちらのセミナーをチェックしてみてください。   エポック心疾患リハスクール実践編 一括申込フォーム   講師:真鍋 周志 先生 みどりが丘病院 / 理学療法士 / 呼吸療法認定士...
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回復期で働くセラピストには呼吸機能評価技術が欠かせません

回復期で働くセラピストには呼吸機能評価技術が欠かせません

回復期で働いているときは脳血管疾患の患者様だけでなく、神経難病のような患者様に対してのリハビリを担当する機会は多いのではないでしょうか。  私自身も回復期で働いているときは、療養病棟で患者様の離床を促したりすることは多かったことを記憶しています。 こうした患者様は原疾患だけでなく、基礎疾患として様々な疾患を有していることが多く、特に内科系疾患の知識は欠かせませんでした。 そんななかでも呼吸機能をいかに評価すべきかという知識は特に欠かせません。 その理由について今日は考えてみたいと思います。   回復期リハで働くなら呼吸機能のチェック技能が必須な理由とは? 運動器疾患の方でも、心疾患や呼吸器疾患を既往にもつ方は多いと思います。 心疾患を合併している場合には、呼吸器にも影響を及ぼす可能性も高くなります。 脳卒中片麻痺で呼吸筋に影響をすることもあります。 嚥下機能にも影響することもあります。誤嚥をしてしまう方もいます。 何気なくリハビリをしている目の前にいる患者様の呼吸に本当に問題はないでしょうか?   説教的にリハビリを進めていきたいと考えている。 でもなかなかうまく進まないということは多いと思います。   患者様が疲れてしまってうまく進まない 息切れや易疲労性が問題になる こうした問題に対してリハビリを進めるためには呼吸機能の評価は必須です。 このような悩みを感じているのであればこちらのセミナーをチェックしてみてください。   回復期リハスタッフのための呼吸器系の病態把握とリスク管理 講師:堀越 一孝 先生湘南藤沢徳洲会病院 / 理学療法士3学会合同呼吸療法認定士 ※その他略歴はこちら    ...
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嚥下機能について理学療法士も考える理由を説明します

嚥下機能について理学療法士も考える理由を説明します

誤嚥性肺炎は、口や喉からの食物や液体が誤って気管や肺に入ることで起こる重篤な合併症の一つです。 高齢者や特別な医療ニーズを持つ患者、特にリハビリテーションが必要な人々にとって、この問題は深刻です。 誤嚥性肺炎の予防には、言語聴覚士と同様に理学療法士も重要な役割を果たします。本ブログでは、理学療法士がなぜ誤嚥性肺炎予防に関わるべきかについて探求します。 なぜ誤嚥性肺炎の予防に理学療法士も関わるべきなのか 誤嚥性肺炎は高齢者や神経筋障害、嚥下障害、リハビリが必要な患者にとって、致命的な合併症となり得ます。 誤嚥によって肺に異物が入ることで、感染症を引き起こし、呼吸不全を引き起こす可能性があります。これは生活の質の低下や入院期間の延長につながり、医療負担を増加させます。 理学療法士は主に運動機能の回復と向上に焦点を当てた専門家として知られていますが、我々の役割はそれだけに留まりません。誤嚥性肺炎予防においても理学療法士は重要な役割を果たします。 嚥下機能は口腔機能だけでなく、嚥下に関わる姿勢も誤嚥性肺炎のリスクを高めるといっても過言ではありません。 あなたも今、背臥位で水を飲んでみてください。おそらく飲み込みにくいと思います。 こうした状況を病院だけでなく自宅や施設で評価することは理学療法士にも必要な技術です。   こうしたことに興味があるのであればこちらのセミナーをチェックしてみてください。   若手セラピストのための嚥下の評価と誤嚥性肺炎の予防法 講師:乾 亮介 先生 リハティスプラス 代表 / 理学療法士 ※その他略歴はこちら     本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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なぜパーキンソン症候群の知識をセラピストが学ぶべきなのか?

なぜパーキンソン症候群の知識をセラピストが学ぶべきなのか?

パーキンソン症候群を呈する患者様は年々増加しているという統計が出ています。 臨床の中でも神経難病の患者様は増えていると私自身も実感しており、 これからのセラピストにとって神経難病に対するリハビリの進め方を学ぶことは重要なことだと感じています。 整形外科疾患であってもパーキンソン症候群を呈している患者様は多く 患者様の変化をきちんと理解できるかどうかがこれからのセラピストには重要ではないでしょうか。 今日はその理由について考えてみたいと思います。   神経難病は徐々に症状が進行するその病態を理解しよう 神経難病は段階的に進行するということは皆さんも常識として知っていることだと思います。例えば熱発、肺炎などのエピソードがあればそのタイミングで症状が進行するということはよくあることです。   特に在宅で生活していると、こうした症状の変化を家族が理解するということは難しいです。しかしながら我々セラピストがこうした体調や症状の変化にいち早く気づき、患者様に受診を進めるなどの情報提供をすることはとても重要だと感じています。   逆にこうした症状の進行に気づかず、そのまま放置した場合、転倒などの二次的問題点を併発してしまい骨折などによって入院しなければいけないということも考えられます。   我々セラピストは患者様の体調や症状の変化に敏感になるべきなのです。 こうした視点を持てるかどうかは、神経難病、パーキンソン症候群の特徴を知っているかどうかで全然変わるといっても過言ではありません。   こうした情報に興味がある方はこちらのセミナーをチェックしてみてください。   パーキンソン症候群を呈する神経難病のリハビリの進め方 講師:寄本 恵輔 先生 国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター / 理学療法士   本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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論文の読み方や探し方がよくわからないという方へ

論文の読み方や探し方がよくわからないという方へ

多くのセラピストが臨床に出たら患者様のリハビリ方法について、インターネット上で論文を探したという経験をしたことがあるのではないでしょうか。 論文は先人たちが研究してきた成果であり、多くのエビデンスをもとに治療方法を紹介したものです。 その論文には様々なデータが利用されており、そのデータをどのように読むかが重要になります。 私自身も論文をよく読んでいましたが、論文というものがどのように書かれているのかがよくわからず、結果的に結論や考察の部分のみを読んでいるという状況でした。 しかしながら論文の書き方、読み方を実際学べる場というものは少ないと感じている方も少ないのではないでしょうか? なぜ論文の読み方を学ぶべきなのか、それを今日は解説してみたいと思います。   研究の方法や読み方はすでにあなたも学んでいると知っていますか? 研究と聞くと、なかなか難しいものという先入観がある方もおられると思います。しかし、研究は難しいものではなく、私達も常日頃からその思考過程を経て患者様のリハビリを行っているのです。   患者様の問題点について仮説を立て、検証し、再検討する   この過程について、データをまとめたものが論文になるのです。 このデータをまとめたもの、の読み方が私自身とても難しいなと感じるのですが、あなたはどうでしょうか?   こうした考え方は私たち自身が常日頃から行っているものであり、臨床の中でさまざまな情報を統合したものが論文として発表されています。   今後も長いセラピスト人生において、多くの論文を読むことでしょう。それであれば、早いうちに論文の読み方を知っておきましょう。 特に理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のあなたが論文の読み方が分かれば、 目の前の患者さんに当てはまる研究結果なのか判断できるようになります。当然、結果が出せるセラピストになります。 もし今日の内容に興味があるのであれば、ぜひこのセミナーをチェックしてみてください。   医療従事者のための臨床研究入門|論文の読み方、探し方、まとめ方   講師:鈴木 雄太 先生 九州栄養福祉大学 リハビリテーション学部 理学療法学科...
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整形外科疾患だからこそSpO2が低下している理由を考えよう

整形外科疾患だからこそSpO2が低下している理由を考えよう

整形外科疾患のリハビリを担当したことがないという方は少ないと思います。 こうしたリハビリを進めるにあたって、あなたはなぜ整形外科疾患なのにSpO2が低下しているのか?という疑問に対してきちんとアセスメントを取れていますか? 実は整形外科疾患であっても、SpO2が低下してくることや、呼吸苦症状など心疾患の症状が現れることは少なくありません。 どちらかというと運動負荷量を高める必要があるからこそ、より注意してSpO2が低下している理由についてアセスメントを取らなければいけません。 今日はその理由について考えてみたいと思います。    整形外科疾患のSpO2が低下している理由を考えよう 整形外科疾患は、様々な基礎疾患を抱えていることは少なくありません。 心疾患や呼吸器疾患、糖尿病、代謝性疾患など様々な疾患が影響しあい 骨折などの整形外科疾患を患っているといっても過言ではありません。   例えばコレース骨折を呈する疾患は、心疾患や糖尿病などの基礎疾患を有しているというデータもありますし、こうした疾患の論文を検索すると、必ずと言っていいほど基礎疾患がついて回ります。 そのため、整形外科疾患のリハビリを進めるうえで、運動負荷をかけていくためには心疾患や呼吸器疾患の影響を考えてリハビリを進めていかなければいけません。 また、糖尿病疾患を有している場合は骨粗鬆症が進行しているため、ちょっとした運動負荷量の間違いで、リハビリ中にアクシデントを引き起こしてしまう可能性も考えらます。   あなたが考えている以上に整形外科疾患を担当するためには、こうした内科系疾患の影響を考える必要があるのです。 ここまで解説すると、整形外科疾患を担当するためにはSpO2が低下している可能性はきちんと評価していく重要性を理解していただけたのではないかと思います。   こうした内容に興味があるのであれば、こちらのセミナーをチェックしてみてください。   若手セラピストのためのフィジカルアセスメント|整形疾患でもSpO2を徹底して管理する理由 講師:早山 敏弘 先生 坂出市立病院 / 理学療法士 / 認定理学療法士(運動器、循環)  ...
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がん患者様のリハビリニーズは年々高まっている理由とは?

がん患者様のリハビリニーズは年々高まっている理由とは?

年々がん患者様に対するリハビリのニーズは増えており、療養病棟やホスピス病棟だけでなく、訪問現場でもがん患者様は増えてきたなと肌で感じています。 病院に入院しなくても、在宅でがん治療をしながら日常生活を営むという患者様はおられるため、訪問現場で働くセラピストにとって、がん患者様のリハビリに対する知識はとても重要になりつつあります。 がん患者様が日常生活を安全・安心に営むことができるように、運動量を確保し、食事や服薬などを適切に取れているかどうかを定期的にチェックする、そのための知識は看護師だけでなく理学療法士屋作業療法士などのリハビリスタッフも覚えておくべきなのです。   その理由について今日は解説してみたいと思います。   訪問現場でもがん患者様は増えている 大阪府の統計だけで考えても、大阪府のがんセンターの調査によると年々増加傾向にあるという試算が出ています。 高齢者の増加に伴い、がん患者様は増えているというのが予測結果になるのでしょう。確かに高齢者の増加に伴い、地域の中で介護ニーズが増加しているのは肌で感じていますが、がん患者様も年々増加傾向にあるようです。   そうなるとリハビリの中でもがん患者様を担当する機会は増えてくるといっても過言ではありません。がん患者様のリハビリを担当するうえで重要なのはどのような治療を行っているのか、日常生活の中での活動量は確保できているのか、食事はしっかりとれているのかを把握するだけでなく、運動負荷量が過負荷にならないように設定するということもリハビリのを行う上では重要になります。 こうした知識はなかなか勉強する機会は少ないかもしれません。 しかしケアマネジャーも来年度から難病マネジメントというカリキュラムが始まるように、理学療法士や作業療法士においても、難病やがん患者様のリハビリにおける進め方は学んでおくべき内容になってきているといっても過言ではありません。   もしこうしたセミナーに興味があるならこちらのセミナーをチェックしてみてください。   高齢がん患者に対する予防的リハビリテーション 講師:井上 順一朗 先生 神戸大学医学部附属病院 国際がん医療・研究センター  理学療法士   本日も最後までお読みいただきありがとうございました。  
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急性期における栄養状態の把握方法とは?

急性期における栄養状態の把握方法とは?

リハビリにおいて栄養状態の把握はとても重要な要素です。 急性期であれば、看護師や医師が常にデータを把握して患者様の健康把握を行っているため、セラピスト自身で患者様の健康把握を行うことは少ないかもしれません。 しかしながら、栄養面についてどのような治療を行っているのか、どのような考えを多職種が持っているのかを理解することは、患者様のリハビリの進め方にもかかわってくるのです。 もしあなたが急性期で働いているのであれば、今日の内容をぜひチェックしてみてください。   急性期における患者様の栄養面の把握方法とは? 急性期における患者様の栄養面の把握方法はとても重要になります。 それは他職種がどのように治療をしているかを理解し、その治療内容を理解したうえで運動負荷量を設定していかなければいけません。 急性期は重篤な患者様が多く入院しており、リハビリテーションの対象となることがよくある。例えば、脳卒中や外傷、手術後の患者様などが挙げられる。これらの患者様はしばしば栄養不良に陥りやすく、栄養状態が回復のスピードと品質に直接影響を与えることが分かっています。    そのためリハビリ職種としては、どの栄養素が足りていないから補充されているのか、どのようなトレーニングを選択すべきなのかをリハビリ栄養学を学ぶことで選択できるようになります。   こうした栄養学の知識を学ぶことはリハビリの進め方を理解するためにとても重要になりますので、ぜひエポックセミナーで学んでみてくださいね。   今日の内容について興味を持っていただいているのであればこちらのセミナーをチェックしてみてください。   若手セラピストのための病期別栄養学的フィジカルアセスメントのすすめ|急性期編   講師:坂本 陽子 先生 医療法人社団蘇生会 蘇生会総合病院 管理栄養士 ※その他略歴はこちら   本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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肩関節周囲炎のリハビリで覚えておくべきこととは?

肩関節周囲炎のリハビリで覚えておくべきこととは?

肩関節周囲炎のリハビリは一日二日で完治するものではありません。 リハビリの中で軟部組織へアプローチし、痛みの無い範囲で動かす、その方法を徹底的に指導して日常生活の中でどのように動かしていくべきかを患者様にわかりやすく教えなければいけません。 こうした治療方法は若手の時にはかなり悩むことも少なくありません。 今日は肩関節周囲炎のリハビリについて考えてみたいと思います。   肩関節周囲炎のリハビリで覚えておくべきこととは? 肩関節周囲炎のリハビリで覚えておかなければいけないことは、肩関節を構成するのは肩関節や肩甲帯だけではないということです。 肩関節は肩甲帯だけでなく、鎖骨で胸郭と接続しており、脊椎の動きにも大きな影響を与えています。 それは逆も同様であり、肩関節を考えるうえで胸郭、体幹、そこから股関節など様々な関節への影響も考えていくべきだということです。   こうした問題から肩関節周囲炎では肩甲骨運動や肩甲骨周囲筋活動にも異常が生じるため、そのためのアプローチも重要になります。そのための評価や適切な運動を行うためのトレーニングについてエポックセミナーでは学ぶことができます。   また、肩関節の動きと体幹の機能をリハビリの中で解決していこうとするとなると、患者様自身の日常生活を改善させていくことも考えなければいけません。   となると、患者様自身に自主トレーニングを徹底的に学んでいただかなければ、 自主トレーニングは難しいといっても過言ではありません。 その方法についてもエポックセミナーでは学ぶことができます。   こうした内容に興味があるのであれば、こちらのセミナーをチェックしてみてください。   若手セラピスト向け肩関節の機能解剖から診る肩関節周囲炎のリハビリ|肩甲骨の運動異常に対するアプローチ   講師:井尻 朋人 先生 医療法人寿山会 喜馬病院 法人リハビリテーション部 部長 (公社)大阪府理学療法士会 理事 ※その他略歴はこちら    ...
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足部機能の破綻が頭痛を引き起こす理由について解説します。

足部機能の破綻が頭痛を引き起こす理由について解説します。

頭痛は私たちの日常生活において非常に不快な症状の一つですが、その原因は様々な要因によって引き起こされることがあります。 特に、足部の内側アーチの減少が頭痛の原因となることがあることをご存知でしょうか? 本ブログでは、足部の内側アーチと頭痛の関連性について詳しく探求し、そのメカニズムと対策について説明します。   足部の内側アーチが頭痛の原因になる理由とは? 足の内側アーチは、足の裏側にあるアーチ状の部分で、足の重量を適切に分散し、足の安定性を提供します。 このアーチが正常な形状を保つことは、全身の姿勢とバランスに重要な影響を与えます。 しかし、さまざまな要因により、このアーチが崩れ、平坦になることがあります。この状態を「偏平足」と呼びます。   偏平足の患者様は足部のアーチ構造を利用して自分の体重が床に設置した時の床反力を吸収することができず、身体の各所に負担がかかってしまいます。 こうした床反力は足部のアーチ構造だけでなく、膝関節や股関節、脊柱を構成する椎体一つ一つが協調的に働くことで、脳にかかる衝撃を抑制するのですが、偏平足を呈する患者様は、こうした機能が破綻している可能性があるのです。   そのため頭痛を呈する患者様の足関節・足部機能を評価してみると、偏平足であるという症例を目にすることがあります。   こうした一件関係のなさそうな問題に対しても足部の評価は重要なのですが、なかなかつながらないということも理解できます。 そうした場合はこちらのセミナーをチェックしてみてはいかがでしょうか?   若手セラピスト向け足関節の評価とリハビリテーションの進め方 講師:為沢 一弘 先生京都下鴨病院 理学療法士  ※その他略歴はこちら       ぜひチェックしてみてくださいね。 本日も最後までお読みいただきありがとうございました。  
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痛みの記憶とリハビリ|痛みからの回復への道

痛みの記憶とリハビリ|痛みからの回復への道

痛みは身体のサインであり、病気やケガの警告信号でもあります。 しかし、痛みは脳によって記憶され、慢性的な問題となることがあります。今回は、痛みの記憶とリハビリテーションの重要性について探求し、痛みからの回復への道を考えてみましょう。   慢性疼痛のリハビリの進め方について考える 痛みの感覚は身体の異常や損傷を知らせる重要なメカニズムです。 しかし、痛みの記憶とは、脳が過去の痛みの経験を覚えており、それが新たな痛みに対する感受性や反応に影響を与える現象です。 例えば、過去に経験した怪我や手術の痛みが、同じ箇所に新たな刺激があった場合、より強く感じられたり、痛みが長引くことがあります。   こうした慢性疼痛は患部の問題だけでなく、脳科学的に痛みを理解してアプローチを行っていく必要があります。 痛みの記憶が痛みを慢性化させる一因であることから、リハビリテーションは痛みのサイクルを断つ鍵となります。理学療法士やリハビリテーション専門家は、患者様が痛みに対処し、その記憶を軽減させていかなければいけません。 そのために必要な技術に認知行動療法というものがあります。、認知行動療法を用いて、痛みに対する考え方や行動を改善します。これにより、痛みへの過度な恐れやストレスが軽減され、痛みの記憶を和らげる助けとなります。 他にも痛みの記憶を軽減し、回復を促進するために、適切な運動療法が必要です。理学療法士は患者様の状態に合わせて運動プログラムを設計し、徐々に体力を向上させるサポートをしていく必要があります。体力が向上することで、痛みに対する耐性が高まり、日常生活の制約が軽減されます。   こうした痛みに対するメカニズムや、アプローチ方法について学びたいと感じているのであれば、こちらのセミナーをおすすめいたします。   若手理学療法士・作業療法士向け慢性疼痛の病態とリハビリテーション   金原 一宏 先生 聖隷クリストファー大学 リハビリテーション学部 理学療法学科 教授   本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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慢性疼痛を有する患者様のリハビリの進め方に悩んでいませんか?

慢性疼痛を有する患者様のリハビリの進め方に悩んでいませんか?

運動器疾患のリハビリにおいて、慢性疼痛を有する患者様は少なくありません。 こうした慢性疼痛を引き起こす原因を探るための技術は数々ご紹介させていただいてきましたが、あなたはマッスルインバランスという技術をご存じでしょうか? その人の長年の姿勢や生活習慣、職業、スポーツなどが特定の組織に物理的ストレスが繰り返すことや、持続的にかかることによって損傷することが多くみられます。 こうした問題を解決する方法について、今日はご紹介してみたいと思います。   理学療法士・作業療法士がマッスルインバランスを学ぶ理由とは? あなたも経験したことがあると思いますが、治療後とても楽になりました、と喜んで帰られた患者様が、翌週には痛みをぶり返しているという症例は多くみられると思います。 痛みのある場所を治療し、患者の訴えが一時的に改善したとしても、原因となっている異常姿勢アライメントや異常な運動パターンを改善しなければ、また再発を起こしてしまいます。 関節や、筋、神経というハードウェアの治療で終わらずに姿勢や運動パターンの修正という脳のソフトウェアの治療が必要です。 この痛みや変形を引き起こす原因となる筋緊張異常や筋力低下、その問題点を探す方考え方や治療法を徹底的に学ぶ必要があります。   そのためには様々な勉強をする必要がありますが、マッスルインバランスという技術を学ぶことで、臨床でよく目にする慢性疼痛を引き起こす症状の問題点の追求方法を学ぶことができます。そのため臨床の中ではかなりよく使われているだけでなく、書籍としても数多く販売されています。   もしこうした技術に興味があるのであれば、こちらのセミナーをチェックしてみてください。   若手理学療法士・作業療法士のための運動器疾患に対する機能評価と運動療法|一括申込   講師:荒木 茂 先生  (PTオフィス荒木 / 理学療法士)     ※その他略歴はこちら   本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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なぜ片麻痺患者様のリハビリで正常発達学を学ぶべきなのか

なぜ片麻痺患者様のリハビリで正常発達学を学ぶべきなのか

脳卒中片麻痺患者様のリハビリは新人セラピストのうちにはどのように進めればいいかわからないと悩むことも多いと思います。 私は新人の際に先輩には一つ一つ正常動作と比較して、何が違うのかを考えるように教えていただきました。 また、正常発達学的にどんな機能から獲得していくのかということを考えてリハビリを進めるようにと教えていただきました。皆さんはどのように先輩に教えてもらいましたか?   今日は脳卒中片麻痺患者様のリハビリの進め方について考えてみたいと思います。   脳卒中片麻痺患者様のリハビリは正常発達学的に考えよう ヒトは徐重力位から寝返りやリーチ動作を経て、抗重力位での活動方法を獲得していきます。そのため、背臥位での重心移動はとても重要になり、その評価は欠かせないものであると教えていただきました。 しかしながら、早期離床、早期歩行を求められるあまり、こうした徐重力位での動作の評価は忘れがちになっているセラピストが多い印象を受けます。   もちろん、入院期間が短いこともあり、優先順位があるのも理解しています。 そのためやりたいことや、やるべきことがなかなかできないという葛藤に悩むセラピストもいることでしょう。 だからこそ、日々のリハビリ時間を有効に活用するために、正常発達学的な知識を理解し、より効率的にリハビリを進めるように考えていかなければいけません。   もしこうした内容に興味を持っているのであれば、こちらのセミナーをチェックしてみてください。 成人片麻痺患者様の基本動作を正常発達学的な視点から評価・治療する|基本動作編 一括申込        
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