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呼吸器疾患の血中酸素濃度が低下した場合どういう対処法が必要か?

呼吸器疾患の血中酸素濃度が低下した場合どういう対処法が必要か?

リハビリ現場において、SpO2が低下して呼吸苦を訴える患者様は少なくありません。 その場合、身体の中でどのような反応が起こっているのかをあなたはきちんと理解していますか? SpO2が徐々に下がってきた 酸素解離曲線の理解はどのようにすればいいのか? チアノーゼ症状が出現してきたのだが運動を進めてもいいのか? こうした悩みは臨床の中で結構多い悩みだと思います。 リハビリを進めてもいいのか、中止すべきなのか?その判断が求められます。 今日はそうした内容について考えてみたいと思います。   血中酸素濃度が低下した場合、リハビリは中止すべきか? 患者様を離床させたり、歩行練習を行ったりすると、 呼吸器疾患や心疾患だけでなく、脳血管疾患や寝たきりの患者様はSpO2が低下してくる場合もあります。 その場合、リハビリを中止すべきなのか、それとも落ち着くまで回復を待つべきなのかで悩むことってありませんか?   私自身も先日訪問先で寝たきりの患者様のリハビリを行う際に、SpO2が低下してなかなか数値が取れないという患者様を経験しました。 この患者様は嚥下機能が低下しており口腔内に痰が貯留してくることで、 息がしずらいという病態を抱えておられましたので、 口腔貯留の痰を除去することで楽になりましたのでリハビリ対応が可能になっていました。   こうしたSpO2が低下している原因をきちんと精査し、 どうすれば解決できるのかを理解することがリハビリを進めていくうえで重要になるのですが あなたは低下しているから中止すると安易に考えていませんか?   なぜSpO2が低下したのか、その患者さんの酸素化を阻害している要因は何なのか? 同じSpO298%であっても、呼吸状態や酸素投与条件によって解釈は異なります。 100%であればよいというわけでもありません。   呼吸とは何か? 換気とは何か? どのようなメカニズムで行われているのか...
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パーキンソン症状を呈する神経難病を学んでみませんか?

パーキンソン症状を呈する神経難病を学んでみませんか?

パーキンソン症候群を呈する患者様を担当したことはありますか? パーキンソン症候群を呈するからといってパーキンソン病であるとは限りません。 脳血管疾患でも出現しますし、神経難病でも出現します。   特に神経難病は、パーキンソン症状だけでなく様々な病態が現れます。 その症状をきちんと理解し、リハビリを進めていくことが我々リハビリ職種には求められています。 その時に我々が考えておくべきことを今日は解説してみたいと思います。   神経難病を理解することでリハビリの進め方が理解できる 昨今、神経難病に認定されている疾患は徐々に増えてきているといっても過言ではありません。 特に 多系統萎縮症(MSA) 進行性核上性麻痺(PSP) 大脳皮質基底核変性症(CBS) レビー小体型認知症(DLB) こうした疾患は指定難病として知られており、臨床で働くあなたも目にしたことがあるのではないでしょうか? 神経難病を呈する疾患は年々増加傾向にあるといっても過言ではありません。 もちろんパーキンソン病は高齢者が世界的に増加傾向にあるため、同時にパーキンソン病も増加傾向にあり、パーキンソンパンデミックと呼ばれる問題に直面しています。   そのため、我々リハビリ職種はパーキンソン病やパーキンソン症状を呈する疾患をきちんと理解し、患者様の病態を学ぶことでリハビリを進めていくことが求められているのです。   私自身も訪問現場で働いていて、神経難病を患っておられる患者様を多く抱えています。 地域や訪問現場では神経難病を呈する患者様は増えているのです。   もしあなたがこうした疾患を担当しているのであれば、ぜひ一度神経難病について考えてみませんか?   パーキンソン症候群を呈する神経難病のリハビリの進め方 講師:寄本 恵輔 先生...
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脳卒中片麻痺患者様の痛みをどのように考えるべきか?

脳卒中片麻痺患者様の痛みをどのように考えるべきか?

脳卒中片麻痺患者様の膝の痛みなどが日常生活や、動作の妨げになる場面はよく見かけます。どうしても早期離床・早期歩行を求められる現状において、身体の調整をうまく進めることができないということは少なくありません。 その場合どのようにこの痛みを調整していくべきなのでしょうか? 今日は脳卒中片麻痺患者様の膝の痛みについて考えてみたいと思います。 脳卒中片麻痺患者様の膝の痛みをどのように考えるべきか? 脳卒中片麻痺患者様の早期離床・早期歩行によって歩行練習をどんどん進める中で、膝の痛みを呈する患者様は少なくありません。 麻痺側下肢への荷重がうまくいかない 身体の身体重心がずれている 無理な力が入っている など様々な問題が原因で膝の痛みを呈することは多いと思います。 その場合考えるべきは、歩行周期や正常動作において、バイオメカニクス敵にどこが逸脱しているのかを考えなければいけません。   どうしても歩行動作において歩行速度を上げて早く自宅復帰を促したいという気持ちはわからくはありません。 しかしながら無理な動作を続けて身体に負担を強いてしまうより 少しレベルを下げて身体が得られるべき歩行動作におけるバイオメカニクスに基づいた運動動作学習を積極的に練習する方が 私は効率的な歩行動作の獲得につながると考えていますが皆さんはいかがでしょうか?   もしこうした内容に興味があるのであれば、こちらのセミナーをご紹介させていただきます。   脳卒中片麻痺のリハビリで覚えておきたい歩行動作治療の原則|片麻痺患者の疼痛の考え方 講師:奥野 泰介 先生 加納総合病院  リハビリテーション科 科長 理学療法士 ※その他略歴はこちら   本日も最後までお読みいただきありがとうございました。    ...
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ストレッチ技術を徹底的に学べるセミナーがエポックにはあります

ストレッチ技術を徹底的に学べるセミナーがエポックにはあります

セラピストにとってストレッチ技術を極めるということはとても重要になります。しかしながらストレッチ技術は学生時代に少し学んだ程度で、徹底的に学んだ経験があるという方は少ないのではないでしょうか? 私自身もストレッチ技術を学んだのは学生時代に少しだけで、臨床に出てからはあまり学ぶ機会は少なかったです。しかしながらストレッチ技術は学べば学分ほど奥深いなと感じました。その理由について今日は考えてみたいと思います。   ストレッチ技術を臨床に出てから学ぶべき理由とは? ストレッチ技術の学習はセラピストにとって極めて重要です。 セラピストが適切なストレッチ技術を習得することは、クライアントの健康とリカバリーに大きな影響を及ぼす要素となります。   まず第一に、ストレッチ技術は体の柔軟性を向上させるための有力な手段です。 筋肉や関節が適切な柔軟性を持つことは、身体の動きの幅を広げ、 日常生活やスポーツ活動において怪我のリスクを減少させる役割を果たします。 セラピストが適切なストレッチ法を提供することで、クライアントの体がより健康的な状態に導かれることになります。 さらに、ストレッチは血液循環を促進し、筋肉の緊張を緩和する効果があります。セラピストが適切なストレッチ技術をマスターすることで、クライアントの痛みや不快感を軽減する手助けができます。 これは、慢性的な疼痛やストレスの緩和にもつながる重要な要素です。 しかしながら臨床に出るまでに学生時代に学ぶ機会が少しある程度で、臨床に出てからしっかりと学んだという経験があるセラピストは若手のうちには少ないように思います。 こうした基礎的な技術を徹底的に学ぶということは、臨床においてとても重要な役割を担いますので、ぜひ徹底的に学ぶことをおすすめします。   もしストレッチ技術を徹底的に学びたいと考えているのであればこちらのセミナーがおすすめです。   理学療法士・作業療法士のための肩関節痛に対するストレッチ技術とリハビリ 講師:芝 由則 先生 ひろし整形外科 リハビリテーション科科長/理学療法士  ※その他略歴はこちら     本日も最後までお読みいただきありがとうございました。  
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心不全患者様はこれから増加傾向になる可能性があります

心不全患者様はこれから増加傾向になる可能性があります

2025年問題により高齢者が増加傾向になることが予想されます。 そのため循環器疾患は同様に増加する可能性が考えられます。 つまり、我々リハビリ職種は循環器系・呼吸器系の知識を付けて患者様へのリハビリに臨まなければなりません。 心疾患も同様に増加することが予想されていますので、今日はその理由について考えてみたいと思います。   心不全患者様が増えてくる理由について 心不全患者様はこれからさらに増加することをあなたは知っていますか? 現在の心不全患者数は約100万人と推定されています。しかも2035年までにさらに増加することが予想されているのです。 この心不全患者様の増加は世界的に問題になっており、心不全パンデミックと呼ばれており爆発的な流行が示唆されています。   パンデミックという言葉は直近ではコロナウィルスの蔓延によってよく耳にしましたよね。 このように心不全患者様が世界的に増大することがすでに予想されているのです。 この現状に対して我々リハビリ職種は、心不全に対しての知識をきちんと身に着ける必要があります。 なぜなら心不全患者様が増加することが予想できているのに、心不全の知識もなく運動負荷をかけてリハビリができると思いますか?   日本の人口も2025年には団塊の世代が65歳を超えるという問題を抱えています。そのため心不全を抱えた患者数が増加することも火を見るよりも明らかです。   ぜひ心不全に対するリハビリの知識を学ぶことをおすすめします。 もし興味があるなたこちらのセミナーをチェックしてみてください。 PT・OTが学ぶべき心疾患のリハビリの進め方|ここがポイント! 心不全の理学的所見(診かた・考え方) 講師:松尾 善美 先生  武庫川女子大学 健康・スポーツ科学部 教授 / 上級心臓リハビリテーション指導士 ※その他略歴はこちら     西村...
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血中酸素飽和度が低下すると実際どうなるの?

血中酸素飽和度が低下すると実際どうなるの?

臨床の中でバイタルサインのチェックは欠かせません。 血圧 脈拍 SpO2   こうした評価技術はリハビリ職だけでなく、医療従事者ならすべてのスタッフがフィジカルアセスメントを取れるようにしておかなければいけません。 血圧や脈拍のフィジカルアセスメントセミナーは数多くみられますが、 SpO2が低下することで身体はどうなるのか?というセミナーは少ないように感じます。 今日はこうしたセミナーのご紹介をさせていただきます。   血中酸素飽和度が低下すると身体はどういう反応を呈するのか? 血中酸素飽和度が低下すると、実際身体はどのような反応を呈するのでしょうか? SpO2の評価と聞くと、呼吸器疾患で起こるという認識が強いと思います。 しかしながら呼吸器疾患だけでなく、心疾患や神経難病、脳血管疾患や高齢者でも起こります。 臨床で働くセラピストは、呼吸・循環の領域において解剖学・運動生理学といった安静時~運動時における生体反応の理解と臓器連関を通した臨床推論は教育場面において学習不十分であることが多いように思います。 例えば患者様が息切れを起こしていたとしましょう。 その息切れは血中酸素飽和度が低下して息切れを呈しているのか、それとも運動耐用能が低くて息切れを呈しているのかどちらかきちんと評価できていますか?   こうしたちょっとした患者様の状態変化に敏感になり、きちんと評価できるかどうかが臨床の中では重要になってきます。 それがリスク管理に繋がり、患者様の生命予後にもつながるのです。 今日はこうした評価技術を学べるセミナーをリリースしましたので紹介しましょう。   呼吸不全に対する評価と治療|循環・呼吸器疾患のリハビリテーション 講師:森田 和弥 先生 横浜労災病院 理学療法士 循環・呼吸器認定理学療法士 ※その他略歴はこちら   もし興味がありましたら是非チェックしてみてくださいね。...
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エポックセミナーは一括申込でお得に受講が可能です

エポックセミナーは一括申込でお得に受講が可能です

いつもエポックセミナーをご利用いただきまして誠にありがとうございます。 エポックセミナーはほとんど毎日様々なセミナーを開催しています。 あなたも一度は見てくださったことがあるのではないでしょうか? 興味のあるセミナーはありましたでしょうか?   エポックセミナーはシリーズで開催しているセミナーもあります。 シリーズで開催しているセミナーは一括申込をしてくださると 単発申し込みよりも10%お安く受講することができると知っていましたか? 今日はその理由についてお話ししたいと思います。   エポックセミナーは一括申込で10%お安くご受講が可能です 結論から申し上げると、エポックセミナーはシリーズ開催をしているセミナーについては一括申込をしていただくと、単発でお申し込みをいただくよりも10%お安くご受講が可能です。   オンラインで様々な情報を得ることができるようになった現代社会において、 ネットリテラシーが求められるようになってきました。   エポックセミナー事業部も、実績ある講師を皆様にご紹介させていただいています。 しかしながらある程度の講師費用が掛かる講師もあるため、皆様にご負担いただく金額が上がる場合もあります。 その場合についてはシリーズで開催することで一回当たりの費用負担を減らす方法を考えています。   現状、年末にかけてシリーズ開催を企画しているセミナーも数多くご用意させていただいています。 それらも一括でお申し込みをいただければ、10%お安くご受講が可能ですので、ぜひチェックしてみてくださいね。   本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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股関節疾患のリハビリを基礎から学びたいならこのセミナーがおすすめ

股関節疾患のリハビリを基礎から学びたいならこのセミナーがおすすめ

変形性股関節症や外傷後の股関節手術後のリハビリは新人セラピストに課せられた試練だといっても過言ではありません。 私自身も1~2年目の頃は股関節疾患のリハビリを良く担当させていただきました。 こうした股関節疾患のリハビリで困ることと言えば、荷重感覚がうまくいかず患側で身体をうまく支持できないという問題ではないでしょうか?   私自身こうした問題には結構悩まされました。 おそらくこうした悩みを抱えているセラピストは多いと思います。 そんな時にあなたはどのように評価し、リハビリを進めますか? 股関節疾患がなぜ荷重できないのか、どのように運動療法を進めるべきなのかを考えてみませんか?   股関節疾患のリハビリは評価がすべてだと講師は解説しています 股関節疾患のリハビリは評価に始まり評価に終わると、私の恩師は教えてくださいました。 これは実は股関節疾患に限るものではありませんが、新人セラピストの時に股関節疾患を担当した私に対して恩師が教えてくださった言葉です。   関節可動域や筋力測定、感覚検査など様々な評価技術が我々にはあります。 しかしながらどうしても関節可動域や筋力評価に集約してしまい もっと細かな評価技術を私はおろそかにしていたと当時の私は感じていました。   例えば、免荷の評価をするときに体重計を二つ並べて、患側への荷重量を評価する方法というものがあります。 こうした評価技術は、例えば足関節術後やTKA術後などの免荷期間の評価には使用しますが、人工股関節術後の患者様は術後早期から全荷重リハビリを行うため、なかなか使用することはありません。   しかしながらこうした評価技術は、同時に治療技術にもなりうるのです。 視覚的に今どれくらい荷重ができているのかを客観的に知る方法になります。 リハビリの中では「もっと荷重をかけて」など声掛けをしていると思いますが 患者様からしては「結構荷重かけているのにな」という悩みに繋がりかねません。 こうした評価方法は患者様に対しての客観的な治療技術なのです。   ぜひこうした技術を学んでみませんか?   若手セラピスト向け股関節疾患・外傷の術後荷重困難に対する評価と運動療法  ...
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成人片麻痺患者様のリハビリに必要な正常発達分析を徹底解説

成人片麻痺患者様のリハビリに必要な正常発達分析を徹底解説

脳卒中片麻痺患者様のリハビリを担当することは多いと思います。 早期離床、早期歩行のリハビリを求められる現場では、少しでも多く歩かせるということが行われますが、基本動作の獲得もとても重要な治療内容になります。 特にベッド上の寝返りや起き上がり動作練習はなかなか獲得が難しいと感じる方も少なくありません。   こうしたときにあなたはどのようにリハビリを行いますか? 今日はベッド上での寝返り動作を例にあげて正常発達分析の評価方法について考えてみたいと思います。 寝返り動作の獲得を正常発達分析から考えてみる 生まれたての赤ちゃんが徐々に成長していく過程をあなたは見たことがありますか? 自分の子供がおられる方はわかると思いますが、子供はまず見ることから始めます。 自分の空間における情報を目を通じて情報収集を行い、その後に自分の目と手との協調性を獲得していきます。 その時に重要になるのは頭頚部の働きと、その際の眼球運動、上肢の動きです。 頭部が左右に回旋することや、頭部を床面から持ち上げるなどの動作が重要になるのです。頭部を持ち上げることは重心位置を身体中心に近づける役割があるのです。   こうした寝返り動作を小児の発達学的に考えることが脳卒中片麻痺患者様のリハビリには必要だと私は考えています。   その時に講師の北山先生に相談させていただいたところ、こうしたテーマで新しくご講演をいただけることになりました。 今回のシリーズは成人片麻痺患者様の基本動作を正常発達学的な視点から評価・治療する|一括申込です。 講師:北山 哲也 先生甲斐リハビリテーションクリニック 副院長 / 理学療法士 / IBITA / JBITA Bobath Basic Course...
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栄養学の知識はセラピストには重要だといわれる理由とは?

栄養学の知識はセラピストには重要だといわれる理由とは?

近年リハビリ栄養の知識がセラピストには求められています。 リハビリテーションと栄養は、健康と回復の大切な要素を担っています。 理学療法士がリハビリ栄養の知識を学ぶことは、患者の総合的なケアを提供する上で極めて重要です。   しかしながら臨床では看護師や管理栄養士に一任されており、 セラピストが栄養学を学ぶ機会は少ないのが現状です。 確かに専門的なことは専門家に任せるのが一番ではありますが 近年NST委員会などで理学療法士や作業療法士が栄養学に触れる機会は増え始めています。 今日は栄養学をセラピストが学ぶ理由について考えてみたいと思います。   いまセラピストに栄養学の知識が求められている理由は? 2024年問題はすでに皆さんもご存じだと思いますが、高齢者が徐々に増えておりこれから患者様が地域に増えてくることが予想されています。 つまり在宅での高齢者の生活を支えるのは我々介護・医療で働くスタッフにかかっているといっても過言ではありません。   そんな中で看護師や管理栄養士が患者様のご自宅に向かって、栄養指導を行うということはなかなかできないといっても過言ではありません。 ですので我々理学療法士や作業療法士が、栄養学の知識を持って患者様のフィジカルアセスメントをきちんと把握できることがこれからの時代には求められるといっても過言ではありません。   入院される前にはクリニックや整体院などに患者様は来られるわけです。 もしセラピストが栄養学の知識を事前に学んでいれば、そこで事前にアドバイスであったり、問題の確認をすることで他職種への情報共有ができるようになるのではないでしょうか? 治療技術や評価技術を徹底的に勉強していても、その根底となる栄養状態が不安定では、効果的なリハビリを提供することはできません。 ぜひこれからの時代を担うセラピストには、栄養学の知識を徹底的に学んでほしいと思います。   もしこうした内容に興味があるのであれば、こちらのセミナーをチェックしてみてください。 若手セラピストのための病期別栄養学的フィジカルアセスメントのすすめ 一括申込   講師:坂本 陽子 先生 医療法人社団蘇生会 蘇生会総合病院 管理栄養士 ※その他略歴はこちら...
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変形性膝関節症を呈する患者様は今後増加傾向にあるって本当?

変形性膝関節症を呈する患者様は今後増加傾向にあるって本当?

変形性膝関節症の発症原因は主に加齢であるといわれています。 ということは、2025年問題として提唱されている超高齢社会の突入を前に、 変形性関節症を呈する患者様の増加は火を見るよりも明らかだと感じるのは私だけでしょうか?   そんな中でこれからリハビリを担当していくあなたにとっては、変形性膝関節症の原因の理解と、その治療法は必ずと言っても過言ではないほど必要な知識だと私は感じています。 そのため、本日は変形性膝関節症の治療について解説してくださる講師をご紹介したいと思います。   今後増加する変形性膝関節症の治療をオンラインで学ぶならこの講師がおすすめ   人工膝関節術後の関わり方がわからない 変形性膝関節症の痛みの解決方法がわからない どのようなアプローチをすればいいかわからない   こうした悩みを抱えているセラピストは意外と多いと感じています。 しかし今の時代はオンラインで様々な情報を得ることができる時代となりました。   つまり整形外科疾患を専門的に対応しているスペシャリストと繋がることも容易ではないということです。 膝関節の治療を学ぶのであれば、学校の教員よりも、整形外科疾患を積極的に受け入れ、様々な治療実績を上げている病院で働いている理学療法士に学びたいと思いませんか?   今回ご紹介できる講師は、京都の下賀茂病院でご活躍中であると同時に、 整形外科リハビリテーション学会でも活躍されている為沢先生にお越しいただいております。 変形性膝関節症の治療であったり、TKA術後の患者様のリハビリの進め方を徹底的に学ぶことのできる特別なセミナーになっています。   もしあなたが膝関節痛を呈する患者様のリハビリが苦手だと感じているのであれば、このセミナーをぜひチェックしてみてくださいね。   若手セラピスト向け膝関節の評価とリハビリテーションの進め方   講師:為沢 一弘 先生京都下鴨病院 理学療法士...
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学んだことを忘れないために必要な勉強法とは?

学んだことを忘れないために必要な勉強法とは?

勉強しても勉強しても、すぐ忘れてしまうということってありませんか? 前日セミナーで学んでも、全然思い出せないということは少なくありません。 むしろセミナーを受講したからこそ、勉強した気になってしまってあまり見についていないということがあると思います。   私自身も勉強会に参加した翌週はとてもできる気がしていたのですが 結局あまり覚えていないということが良くありました。 その場合、どのようなことをすればもっと効率的に勉強できるのでしょうか? 今日はこうしたことについて考えてみたいと思います。   学んだことをより効率的に覚えておく方法はどうすればいいのか? さて、まず最初に覚えておきたいことをお伝えしたいと思います。   それは「人間は忘れる生き物」であるということです。   心理学者エピングハウスという方が提唱した忘却曲線というものがあります。 それではあなたが覚えた1時間後には50%以上が、1日後には75%が忘れてしまうというようです。   これから受験を控えているという方にとっては絶望的な数値だと思います。 覚えても覚えても忘れていくのであれば、覚えておくことなんてできないのではないかと絶望しそうなものですが、実は効率的な勉強方法というものがあるのです。   それは「長期記憶領域に記憶する」というものです。   記憶は3種類に分かれており、 感覚記憶 短期記憶 長期記憶 というものに分かれます。 短期記憶は忘れやすく、長期記憶は覚えていられるものとして知られていると思います。 我々は勉強したものを長期記憶にとどめておきたいものですが そうするためには、定期的な「復習」が必須条件なのです。...
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手根管症候群が原因で肩こりを呈する理由を知っていますか?

手根管症候群が原因で肩こりを呈する理由を知っていますか?

肩関節の痛みや肩こりは日常生活の中で結構な頻度で問題になります。 しかしながら肩こりの治療はほっとパックを利用したり、背中や肩こりを中心にマッサージを対応するという手法が主流になっていると思いますが、実は内容によっては手関節に問題があるということをご存じですか?   手根管症候群   これが肩こりの原因になる場合もあるのです。 その原因とは? 今日はその理由について解説してみたいと思います。   肩こりの原因になりうる手根管症候群とは? 手根管症候群は、手首の手根管内で中等神経(主に正中神経)が圧迫されることによって引き起こされる神経障害の一種です。 手根管は手首の内側に位置し、手のひら側の手根骨と手根靱帯に囲まれています。   その原因は手首の過度の使用、怪我、炎症、水分蓄積、妊娠などが考えられます。 長時間のキーボード操作や振動する機械を使用する仕事、特に手首を使う動作が多い職業に従事する人々に発症しやすいとされています。診断は主に症状の詳細な評価と神経学的検査、または神経伝導検査を通じて行われます。 軽度の症例では、安静と手首をサポートするスプリントを使用して改善することがあります。進行した症例では、手根管内の圧力を緩和するための手術が必要な場合もあります。   症状としては手のしびれや痛み、握力低下などが挙げられますが、これが原因で肩こりや肩関節痛を呈する場合も少なくありません。   その原因について、整形外科医の萩原 祐介 先生に開設していただけるセミナーがあるのですが興味ありませんか?   【医師が教える】肩関節の痛みの原因が手根管症候群にある可能性とそのメカニズムについて 講師:萩原 祐介 先生 東邦鎌谷病院  整形外科・手外科・末梢神経外科医 ※その他略歴はこちら...
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認知症患者様のリハビリを考える|脳科学的に考える5つのルール

認知症患者様のリハビリを考える|脳科学的に考える5つのルール

認知症患者様のリハビリの重要性について考えたことはありますか? 認知症は加齢に伴って認知機能が低下する状態を指し、患者様の生活に大きな影響を及ぼします。 リハビリテーションは、身体的・精神的な機能の維持や向上を支援し、患者様の生活の質を向上させる貴重な手段となります。今回は、認知症患者様のリハビリの重要性について考えてみましょう。   認知症に対するリハビリの重要性とは? 前述したように、認知症患者様に対するリハビリテーションはとても重要だと言っても過言ではありません。 身体的な面で考えると、認知症患者様は活動量が圧倒的に低下し、自宅で引きこもりがちになったりします。そのため活動量は低下し廃用症候群を呈してしまいます。 こうなると不活動から筋力の低下を引き起こし、さらに活動量が低下してしまい転倒などのリスクが高まるという考え方ができます。   また、日常生活においても転倒リスクは高まっているだけでなく、徘徊などの問題を抱えることも容易に予想できると思います。 こうした時に安易に抑制してしまっていいのかと悩んだ経験はありませんか?   その時に我々セラピストにできることは 認知症の行動・心理症状(Behavioral and psychological symptoms of dementia以下BSPD)を理解することです。 BSPDは、認知症の症状として環境要因や身体要因、 そして心理要因などの影響によって生じる精神症状や行動障害のことを指します。具体的には興奮、不穏、妄想や大声、うつ症状や不眠、意欲の低下などです。 こうした問題を理解し、その原因を予防することが必要です。 そして自宅復帰率を高めたり、在宅生活の継続に繋げるためには必要なことです。   こうしたことを理解して、リハビリを進めるために、 群馬大学の山上先生は脳科学的に考える必要があると提唱してくださっています。   そのルールについてはこちらのセミナーで詳細にお話しいただけますので ぜひチェックしてみてくださいね。  ...
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高齢がん患者様へのリハビリで理学療法士や作業療法士が考えておくべきこととは?

高齢がん患者様へのリハビリで理学療法士や作業療法士が考えておくべきこととは?

近年、医療技術の進歩により高齢者でもがん治療が可能となりました。 しかし、がん治療による副作用や身体への負担は避けられません。 これにより、患者様の身体機能や生活の質に影響が出ることがあり、リハビリテーションのニーズが高まっています。 特に在宅においてもがん患者様であっても比較的日常生活を営める患者様が増え、私自身も何名も担当させていただくことがありました。 「最後の時間を自宅で安全に過ごしたい」と感じる患者様が増えている現状において、高齢がん患者様へのリハビリのニーズが増えているのです。 今日はこの内容についてお話してみたいと思います。   高齢がん患者様へのリハビリの重要性について考えてみましょう 健康寿命の延伸が進んでおり、高齢者もより長い期間を健康な状態で過ごすことが求められています。 がんの治療を受けた後も、患者様が可能な限り自立した生活を送るためには、リハビリテーションが重要であることは皆様もご存じだと思います。 その場合、ただ普通に運動を継続するだけではがん患者様へのリハビリは対応できるとはいいがたいでしょう。 がん治療は単なる主要の除去だけではなく、患者様の総合的な健康と生活の質を考えたアプローチが求められています。 食事内容の検討、薬の副作用、運動量の内容の検討及び負荷量の検討など専門的な知識が必要になります。   また、患者様によっては、社会参加の維持を希望される方も少なくありません。 リハビリテーションを通じて、患者様の身体機能や運動能力を向上させ、趣味や日常生活を楽しむためのサポートを提供することが重要です。   そのためにはあなた自身ががん患者様に対する知識を深め、 安全安心なリハビリテーションを提供していく必要があります。   こうした内容について興味があるのであれば、こちらのセミナーがおすすめです。 高齢がん患者に対する予防的リハビリテーション   井上 順一朗 先生 神戸大学医学部附属病院 国際がん医療・研究センター  理学療法士 ※その他略歴はこちら...
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高齢者の嚥下機能低下を予防する重要性

高齢者の嚥下機能低下を予防する重要性

高齢者の健康維持において、嚥下機能の低下は避けて通れない重要なテーマです。 嚥下機能は、食べ物や液体を飲み込むための複雑な動作であり、 正常な嚥下機能は健康的な食事摂取と栄養吸収の鍵を担います。 しかし、高齢者においては嚥下機能が低下することがあり、これに伴うリスクが健康や生活に及ぼす影響は深刻です。 その嚥下機能を評価するのは言語聴覚士だけではありません。我々理学療法士や作業療法士も同様に関わっていかなければいけません。 その理由について今日は解説します。   理学療法士や作業療法士が嚥下機能評価にかかわるべき理由とは? 高齢者の嚥下機能低下は、さまざまな健康上の問題を引き起こす可能性があります。 まず、嚥下困難や誤嚥が起こることで、肺炎や呼吸器感染症のリスクが増加します。 これは、高齢者の免疫機能が低下しているため、重篤な合併症を引き起こす可能性が高いです。 さらに、嚥下機能低下は栄養状態にも影響を及ぼします。 食事の嚥下が難しくなると、栄養摂取量が減少し、栄養不良や体重減少のリスクが高まります。 これにより体力の低下や免疫力の低下が進み、健康問題が悪化する可能性があります。 こうした問題を未然に防ぐために、高齢者の嚥下機能低下を予防する取り組みが重要ですが、言語聴覚士だけでは手が足りていないのが現状です。 我々理学療法士や作業療法士ができる予防策としては、以下の点に注意を払うことが大切です。早期の評価とスクリーニング:高齢者の嚥下機能は個人差があり、自覚症状が軽微なため見逃されがちです。 しかし、早期の評価やスクリーニングを行い、嚥下機能の変化を把握することが重要です。スクリーニング方法等は言語聴覚士でなくてもできる内容はあります。   リハビリテーションの実施:嚥下機能低下に対するリハビリテーションは、筋力トレーニングや口腔筋のエクササイズなどを含みます。 これにより口腔・咽頭の筋肉を強化し、嚥下機能の改善を図ることができます。 その方法は言語聴覚士との情報共有によって可能になるものもありますので是非話し合いながら進めるといいでしょう。栄養の最適化:栄養バランスの良い食事を摂ることも重要です。 特にたんぱく質やビタミン、ミネラルの摂取に注意し、栄養状態を維持することが大切です。 そして我々リハビリ職種はこうした栄養状態をきちんと評価できる技術が求められています。   高齢者の嚥下機能低下を予防することは、健康寿命の延伸や生活の質の向上に繋がる重要な取り組みです。 予防的なアプローチを通じて、高齢者が食事を楽しむことができ、健康で活力ある日々を過ごすことができるようサポートしていきましょう。   もしこうしたことに興味があるのであればこちらのセミナーをおすすめします。  
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学んだ知識は誰かに教えることでさらに学習効率アップするって本当?

学んだ知識は誰かに教えることでさらに学習効率アップするって本当?

セミナーで学んだ知識を自分のものにしたいと感じているセラピストは多いと思います。 でもセミナーを受けてもなかなか身につかないなと感じる方も少なくないのではないでしょうか?   実はセミナーを受けた後に、あることをすると学習効率を高めることに繋がるのです。その方法とはいったい何でしょうか? 今日はこの話をしてみたいと思います。   学習効率を高めるためには誰かに教えることが一番って知ってた? 学習効率を高めるためには、ただ講義を聞いただけでは身につきにくいことは今までの人生の中で嫌というほど経験してこられたと思います。 ではその学んだ知識をどのようにすれば、自分の身になるようにできるのか? それは誰かに教えることが一番だということを知っていますか?   ラーニングピラミッドという考え方があります。 ラーニングピラミッドとは、教育分野において情報の保持と学習の効果を示すためのモデルです。 このピラミッドは、具体的な学習方法によって情報をどれだけ長期間記憶に保持できるかを示しており、異なる学習スタイルの相対的な有効性を示唆しています。このピラミッドは、アメリカの教育家であるエドガー・デールによって提唱されました。 彼は、人々が情報を受ける際の異なるアプローチに基づいて、学習の効果が異なることに気付きました。ラーニングピラミッドは、以下のような階層から成り立っています。   講義を受ける:ピラミッドの底辺に位置し、講義は情報を聞くだけの方法です。しかし、情報の保持率は低く、長期間記憶に残りにくいとされています。読書をする:文字情報を読むことで学習する方法です。講義と同様に保持率が低いとされますが、情報の復習やアウトライン作成などの工夫によって効果を高めることができます。視覚的な表現をする:図やチャートなどの視覚的な手段を用いて情報を理解する方法です。これにより、情報の保持率が上昇するとされています。デモンストレーションをする:実際に動作するものを見たり操作したりすることによって学習する方法です。保持率が高く、具体的な体験を通じて理解が深まります。討論する:グループで情報を議論し合うことで学習する方法です。他の人の視点を聞くことで深い理解が得られる場合があります。実践する:自分で実際に行うことによって学習する方法です。実際の経験を通じて情報が定着し、保持率が最も高くなります。 ラーニングピラミッドは、学習効果を最大化するためには、単に情報を受けるだけでなく、視覚的な表現や実践的な経験を通じて学習を深化させる必要があることを示しています。 特に対ヒトに対して討論したり教えたりすることでさらに学習効率が高まりますので、ぜひ試してみてくださいね。
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セミナーを受けたならアクティブラーニングを積極的に行おう

セミナーを受けたならアクティブラーニングを積極的に行おう

セミナーに参加してもなかなか記憶に定着しないという方はおられませんか? 実は勉強は繰り返し行うことこそ記憶に定着しやすいということを知っていますか? 記憶に定着しやすい情報というものは自分が興味を持っていることこそ、記憶に定着しやすいため、あなたがセミナーを受けた時点で、こうした情報をインプットしやすい環境は整っているといっても過言ではありません。   では一度受けたセミナーの情報をどのようにすればより自分の記憶にインプットすることができるのでしょうか? 今日はこうした記憶について考えてみたいと思います。   記憶に定着させるためにはアクティブラーニングが重要 あなたが受講したセミナーの情報を記憶に定着させるためにはアクティブラーニングが重要だと私は考えます。   アクティブラーニングは、受動的な情報受け入れではなく、積極的な参加と実践を重視する学習手法です。 学習者が自分自身で考え、議論し、創造的な方法で問題に取り組むことが重要です。 これにより、情報がより深く理解され、長期的な記憶と知識の定着が促進されます。 グループワークやチームプロジェクトなど、他の学習者と協力して学ぶ機会も提供されます。 アクティブラーニングは、現実世界でのスキルと知識の習得をサポートします。 問題解決能力、批判的思考、コミュニケーションスキルなど、職業的に重要な能力を発展させるのに役立ちます。 従来の講義スタイルとは異なり、学習者は能動的に学び、自分のペースで成長できる環境を提供する点が特徴です。要するに、アクティブラーニングは知識の消費だけでなく、積極的な参加を通じて深い学びを追求するアプローチであり、21世紀の学習環境において重要な役割を果たしています。   もしあなたがセミナーを受け、より自分のものにしたいと感じているのであれば 繰り返し臨床の中で使用し、セミナー資料を繰り返し読み返すことで、よりよく自分の中に落とし込むことが可能になるのではないでしょうか?   ぜひ試してみてくださいね。    
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